~治癒か、それとも後遺障害か~
整形外科で行われる治療内容について説明します。
後遺障害の認定では、その治療内容も事こまかに見られます。
後遺障害となった症状にあった治療をしているのか?
後遺障害の認定実務上で必要な”治療”をしていなければ、後遺障害の等級は取れません。これは、医師の考える”治療”とは若干異なる事が多いので、後遺障害の専門家からの意見が必要と考えられます。
肩甲上神経ブロック
肩甲上神経ブロックとは、肩甲上神経に対して局所麻酔薬をかけるものです。神経ブロックの一種
牽引療法
整形外科や整骨院で行われる牽引は患部を引っ張って整復、固定、安静を図る療法です。
星状神経節ブロック
交感神経を麻痺させて症状を緩和させる注射です
レーザー治療とは?
後遺障害上ではレーザー治療は14級レベルの治療法の一つとお考えください。
良肢位~関節が痛むとき~
一番負担の少ない角度というのが存在します。これを肢良位いいます。具体的に言うと、関節が固まった時でも使い勝手が良い角度です。たとえば、膝については10度が良肢位といわれています
固定法 ギプス、包帯など
ギプスなどで患部を固定し回復を図る療法です。
トリガーポイント注射
症状の鎮静を目的に行われるブロック注射です。
作業療法(OT・occupational therapy)
日常的な動作を計画的に指導、訓練し回復を図る療法です。
薬物療法
薬によって症状を改善させます。整骨院や接骨院では薬は処方されません。
装具
機能障害を補助させる目的で使用されます。
理学療法
4大理学療法の温熱治療、水治治療、治療体操、ADL訓練について。整骨院でも行われます。